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岩出山中学校
今までの三つの町立中学校を統廃合して、まったく新たな統合中学校を創立する。建築をつくることが、教育のプログラムを変えることであり、過疎化しつつある町を活性化させることであり「学問のまちづくり」というこの町のキャッチフレーズを実現することである。
 私たちは生徒たちのための場所を各系列とはまったく別のものとして扱った。ロッカールームを「生徒ラウンジ」と読み変え、多目的ホールを「生徒フォーラム」と読み変えてその二つの場所が一体になって、巨大なアトリウムを構成している。このアトリウムがこの学校の中心部分であるような動線計画になっているわけである。中学校は単に教育のための場所であるだけではなくて、彼らが三年間共同生活をする場所である。その共同生活の中心部分がこの巨大なアトリウムである。
 もう一つ、このコンペで特徴的だったのは、町の人たちのための施設でもあるということが積極的にうたわれていたことである。
(GAJapan21より抜粋)
用途
中学校
設計
山本理顕設計工場
構造
構造計画プラス・ワン
設備
団設備設計事務所
施工
松村組東北支店
敷地面積
201.811 ㎡
建築面積
6.757 ㎡
延床面積
10.879 ㎡
構造規模
RC造、S造
竣工
1996.3
備考
家具:ホウトク
電気:ユアテック古川営業所
設備:トーヨコ理研東北支店
エーワークス 榎本文夫アトリエ H.デザインアソシエイツ 廣村デザイン事務所