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パンギョ・ハウジング
大韓住宅公社が2006年2月に低層ヴィラの国際指名設計競技を行い、ペッカ・ヘリン(フィンランド)、マーク・マック(アメリカ)と私たちが設計者に選定された。
 私たちは大きく二つの提案をした。
 一つは建築をクラスター状に配置する事である。敷地内には9つのクラスターがあり、各クラスターは3又は4階建ての住戸が9〜13戸集まってできている。
 もう一つは各クラスターの2階レベルにパブリックな「コミューナルデッキ」をつくり、「しきい」(ハングルでは「マル」)と呼ばれる透明な空間で各住戸と結んだ事である。「しきい」は大きな玄関のような空間で、応接間・ホームオフィス・アトリエなど様々な用途に使える、周辺環境と一体化した空間である。
用途
集合住宅
設計
山本理顕設計工場+建園(韓国協力事務所)
構造
構造計画プラス・ワン
設備
総合設備計画
施工
ハニャン建設
敷地面積
29135 ㎡
建築面積
14.000 ㎡
延床面積
34.000 ㎡
構造規模
RC,+S造 
竣工
2010.11
備考
Copyright : 佐武浩一