発行日:2025年1月
発 行:地域社会圏研究所
発 売:河出書房新社
責任編集:布野修司
定 価:2,200円+税
ISBN978-4-309-92286-7
建築家・山本理顕は2024 年、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を受賞した。
山本は私生活と国家の中間にある集団としての「コ ミュニティ」や地域社会と建築との関係をつねに問うてきた。今回のプリツカー賞選考委員長は、チリを拠点とするアレハンドロ・アラヴェナは同賞2016 年の受賞者でもあり、低所得者のためのハウジング・ プロジェクトで知られる。プリツカー賞は、「ソーシャ ル・アート」評価の方へ流れがあるようにも読める。
今回の『都市美 臨時増刊号』では、山本のプリツカー 受賞を振り返り、フランシス・ケレ、ラカトン & ヴァッサルといった近年のプリツカー受賞建築家とのディスカッションを掲載している。
そして、1970 年代以降山本がフィールドサーヴェイや設計活動を行うなかで発表した代表的な論考を複数掲載する。山本理顕とは何者か、本号で改めて詳らかにする。
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