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2020.7.14
【お知らせ】山本が<カジノ抜きのIR開発計画>について記者会見を行いました
去る7月9日、山本理顕を中心としたグループによりカジノ抜きのIR開発計画を横浜市市庁舎記者会見にて発表しました。
これは昨年10月下旬に横浜市が公募したIR開発計画コンセプト募集に提出したものです。

本計画の中心は、横浜の中心部にある山下埠頭に住みながら働ける、2万人の居住空間を作ることです。
横浜の観光地政策と住宅政策の行き詰まりを打開しようとする計画です。

なぜ、住宅と観光が結びつくのか。今、横浜市が主導しようとしているカジノを中心としたIR計画はgated facilityです。
これでは横浜の中心に位置するにも関わらず、横浜の周辺、関内、桜木町、野毛などこれまで横浜の商業・エンターテイメントを
支えてきた場所との関係をつくれるのか疑問です。
現在まで有名な観光地はそのほとんどが住宅地です。住宅地といっても、そこは住みながら働ける場所なのです。
これらの住宅地に住む地域住民による文化的魅力を求めて、世界中から観光客が訪れるのです。

山下埠頭は横浜市民のものです。そして山下埠頭計画はこれからの横浜にとって重要な産業転換の起点となるはずです。
20世紀、重工長大な産業の拠点だった横浜は、1965年の六大事業を皮切りに、少しずつ産業の転換を進めてきました。
そして21世紀に入り、「創造都市」を標語に「横浜海都構想」が提出され、本格的な産業転換を図ろうとした矢先、
横浜にIRを作ることが発表されたのです。

観光地としてどうあるべきか。
そして市民生活の場所としてどうあるべきか。
我々の提案を通して再考して頂きたいと願います。